腸よ鼻よ 10巻
闘病エッセイ漫画が好きなんですヨ。
ずっと読み続けてきた『腸よ鼻よ』ついに最終巻が発売された。
難病特定疾患『潰瘍性大腸炎』を患った漫画家さんによる闘病ギャグエッセイ漫画である。新たなジャンルが爆誕した。
1巻から壮絶。最終巻までずーっと壮絶(今回の最終巻で連載開始早々、壮絶な闘病中だったことが判明する)
それでも明るく笑いを盛り込んでくるし、なによりテンポが軽快。ストーリー展開の巧さが光る。もはや後半になると、全身麻酔の手術が一コマで片付くので、読み手の方が青ざめてしまう。
私自身、無料配信『腸よ鼻よ』の宣伝ツィートからがっつりハマった経緯があるので、昔でいう『漫画の立ち読み』は購買層を増やす意義があったのでは?と思っている(統計を見ていないから定かではないけど)
ある設計士の忌録5 地怪
もう一冊!コチラもずっと読み続けている『ある設計士の忌録 地怪5』も先日発売されてたので、慌てて購入。
土地や家屋、神社仏閣にまつわる怪異の話。ひょうひょうとした不思議な雰囲気が鯛夢センセイの絵柄に合っている。5巻から新たなキャラが出てきて、さらに見逃せない展開になる予感。
HONKOWA本誌は押さえているものの、コンビニ版HONKOWAは売り切れてしまうので、短編も収録される単行本の発売を楽しみにしているんですヨ。
収録されている中に『踏んではいけない』という怖すぎる話があるんですけど、こういったワナはあちらこちらにある気がする。このストーリーにあるほどの『形のある強烈なもの』ではなく、弱っている人を供物として持っていかれてしまうような……、って話をするのもじわじわ供物ルートへと誘われているのかも。言霊というか言い換えが必要?