で、今回のワークショップのルールは、「ずっとひとつのモノだけ撮る」「好きなもの撮るの禁止」「きれいな写真撮るの禁止」などとしました。何撮ったらいいか分からなかったら、ぼくが決めてやる!あるいは人の真似をする。だいたいそういうアイディアレベルのオリジナリティなんてくそくらえなんですよ。とにかく延々撮ってみることだけに意味がある。
「住宅都市整理公団」別棟:「自分探し禁止!」大森〜大井町ワークショップ
この記事を読んだとたん、少林サッカーの「目から炎が出て踊り出すシーン」を思い出した。今、私はそんな状態だ。単純だもの。
カメラを持って外に飛び出した。うおりゃー!
- 1時間歩き回ってこんなカンジ。1時間程度ではダメダメだと思うけれど、小学校の下校時刻が迫っているので、また後日。
- 遮断機の矢印には微妙に私が映り込んでいる。多分、めずらしい矢印を見つけて顔がにやにやしていると思う。
- 後半になると、看板よりも路面の矢印ばかりを探し始めた。
- 三角の表札や葉っぱ、ポスターに描かれた赤いTシャツ、階段の手すりの角などが矢印に見えて仕方がない。
- こんな時に限って絶景ポイントや昆虫を発見したりするけれど、今回それらは撮らない。
- 階段を撮ればよかったと思うくらい、何度も何度も階段をのぼった。膝が笑っている。うひひひ。
- このワークショップは最後に皆の前で撮影した写真を発表するトコロにイチバンの意義があるのだろうナと思った。
だいじょうぶ。かりに「つまんない」って思われたとしても、それはあなたのせいじゃなくて、こういうことをやらせたぼくのせい。すべてぼくのせいにして思う存分写真を撮ってください。写真っていうものがいつのまにか「撮影者の個性・能力を表現するもの」になってるけど、それは幻想。人のせいにして撮りましょう。みんなで撮って、みんなで鑑賞すると、その時点で価値が生まれるはず。それをやりたいのです。
「住宅都市整理公団」別棟:「自分探し禁止!」大森〜大井町ワークショップ