青島手帖

でっこぼっこじゃりみち〜♪(°∀° )ノ

怪談実話系 3

昨日読んだ『怪談実話系 4』が面白かったので、今度は『怪談実話系 3』を借りてきた。

怪談実話系3 書き下ろし怪談文芸競作集(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)

怪談実話系3 書き下ろし怪談文芸競作集(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)


おや?コレは以前借りて読んだコトがあったワ。読み終えないママ、返却したんだナ。

伊藤三巳華センセイ、立原透耶センセイ、宇佐美まことセンセイ、加門七海センセイの4名は、とある怪談イベントの打ち上げを兼ねた慰安旅行先で起こった怪異を、それぞれの視点で書いている。カンタンに言えば、同じ話が四回続く。

伊藤三巳華の憑かれない話ー憑々草出張篇/伊藤三巳華
本の最初にマンガで描いているので、イチバン分かりやすい。
するり、ずるり/立原透耶
憑かれちゃった視点。
でもそこにいる/宇佐美まこと
怪異を客観的に表現していて分かりやすい。
誘蛾灯/加門七海
なんか妙に背筋が寒く感じる小節がある。
嘘談/松村進吉
哀し過ぎる。
先輩の話/京極夏彦
怖イイ話。
可視・不可視/林譲治
『見えない人』そりゃみえないハズですワ。
御利益/水沫流人
きっちりとした怪談。途中からなんとなくオチが分かるけれど、これだけの怪談集の中では息抜きになるというか、ホッとする。
霧幻魍魎/安曇潤平
山、怖い。
実はこれ、すべて一人の女の話です/岩井志麻子
読み終えたあとになって、やっとタイトルに気がつき、呆然とする。・・・まさかとは思いますが、この「女性」とは、あなたの想像上の存在に・・・云々。