特別展『ミイラ』を観るために、上野公園の国立科学博物館へ行ってまいりました。
乗換案内によると、JRが乗換4分ホーム0分というシビアさで、ホームに着いた瞬間に乗るべき電車が走り出していて思わず「無理だろ!」って叫んだ(心の中で)
結構出遅れてしまったので、もう上野駅構内のお蕎麦屋さんで昼食。美味しかったし暖まったワ。
なんかデジャヴを感じたんだケド、2019/06/15/とまったく同じメニューを注文してたナ。
昼過ぎに国立科学博物館へ到着。特別展『ミイラ』のチケット売場は10数名ほどの待機列で、ほとんど待ち時間はナシ。
会場内はフォトスポット以外の撮影は禁止。
思っていた以上に会場内は混雑している。展示物を観る方々に波があるので、いったん部屋の隅っコで待機し、流れが途絶えた時に観ると良いヨ。
10年前(!)に読んだ『ミイラ物語』の知識が役に立ちましたワ。
南北アメリカ、古代エジプト(ミイラのイメージとしてコチラが有名かと)、ヨーロッパ、オセアニアと東アジアと、展示室が地域ごとに分けられていて、世界中にミイラが存在しているコトがわかる。それぞれの地域の環境によって作製や保管方法が異なり(偶然の産物もあり)、とても興味深い。
その中でも衝撃的だったのが、パプアニューギニアのアンガ族のミイラだ(岩棚に安置する形式なので、実物の展示はない)
↓こちらの記事で解説されている(写真が衝撃的なので、苦手な方は見ない方が良いかと・・・すでにサムネイルがスゴい)
現代でミイラ作りを映像としておさめる機会はもうない*1と思われるので、かなり貴重。高温多湿という環境でのミイラ作りは壮絶だった・・・。
永遠の魂をもって子孫と村を守り続けるという強い意志があってこその、尊い宗教的な儀式である。
私は『ミイラは過去の情報を未来へ伝えるタイムカプセル』と思っていたけれど、それ以上に『神格化された守り』が確実に存在しているのだなと思った。
と、思いつつも江戸時代の兄弟ミイラのお二方は、墓地に安置されていたはずがひょんなことから研究機関へと運ばれて、いつのまにやらガラスケースに納められ、大人数からのぞき込まれているこの状況に「どうしてこうなった?」と思っておられるのでは?(^^;;
どうも弟ミイラさんは目の奥が動いている(視線が右へ左へと動き、時々まばたきもしている)ように見えて、結構焦った。「コチラを見ているような気がする」と思っていた時、すぐ手前にいた小学生男子が「ヨッ!」みたいなカンジで右手をあげたので、「この男のコも視線に気がついてる!?」と思ったサ。
あらかじめ、ミイラに関する本で予備知識を入れておくと、さらに見応えが出てくると思った。もう一度行きたいワ〜。
猫のミイラの造形がモノスゴかわいいヨ!
*1:現代では人体冷凍保存があったナ。